HOME»宮崎県看護師 » がんと漢方薬の関係

がんと漢方薬の関係

仙台市青葉区にある、東北大学医学部附属病院。国内の大学病院の中では特に「漢方薬」を投与することで、がんを治療する医師が多いことで知られています。もともと漢方薬は中国渡来のものですが、原料である上質な薬草を手に入れることから、始まります。西洋医学の薬剤が微生物などから精製されるのと違い、漢方薬はできるだけ良好な薬草を得ることしか、方法はありません。これは、フランスで盛んなアロマと考え方は同じであり、薬草を採取し、そのまま外傷患部に擦り込むなどの処置は、全世界で共通だといえます。

西洋医学では、がん細胞の除去が全て、といってもよいでしょう。そのため、臓器の一部を切除することで不安因子の除去に努める一方、身体全体への影響は「ケア」という言葉で片付けられてしまいがちです。一番怖いのは転移がんであり、現在がん治療後5年の猶予期間を患者に通告するのは、そのためです。

東北大学は、西洋医学と漢方薬などの統合医療を進めている大学のひとつで、中国からも漢方医が留学し、仙台市内で薬局開設を行っているなど、先進的な試みが続いています。例えば、東北大学の呼吸器外科長の近藤丘医師は、「天仙液」という名前の漢方薬を併用することで、肺がん治療の実績を挙げています。参考→http://surgery-navi.com/hai-dr-03kondo.html

漢方薬は西洋医学とは違い、身体全体を温めて血液の循環を良くしていくことから、その効果が表われます。ですから「がん特効薬」として作られるものはありません。あくまでも、脳や心臓、循環器の場合は血流を良くする成分の薬草、といった薬草の持つ力を利用することにあります。また、薬局で漢方薬を購入する際は、触診といって手に尖りのない鍼を当てて、身体の調子を診ていきます。

西洋医学と完全に違う点は「時間がかかる」ということです。胃がんの場合は「腹腔鏡手術」で患部を切除、あるいは焼き切るといった技術がありますが、漢方薬では「腫瘍を溶かす」作用を期待していきます。抗がん細胞の動きを活発にするための漢方薬を、薬局独自が薬草をもとに配合して行きます。薬剤はこうした薬草を土瓶に入れ、水に浸して沸騰させます。これを1〜2ℓ飲料して行きます。

身体に薬草の効果が染み渡ることで、血流が良くなり、体全体が温まることから、腫瘍の広がりを抑え、身体本来の治癒力を付けて行く効果を高めるのが「漢方薬」です。ですから、切除などを行わない分、身体に優しい治療といえるのです。

«
»