HOME»宮崎県看護師 » 見直そう!騒音の実態

見直そう!騒音の実態

自分達が働いていると気付きづらい騒音ですが、患者やその家族の立場でいるととても気になるものです。騒がしいスタッフ同士の笑い声、回診車や道具を動かしたり落としたりする音、同室者と面会人の話し声、テレビの音、同室者のいびき、廊下を走る音、吸引器や肺塞栓予防の機械音、ドアの開閉音、トイレの流水音等。普段元気に生活しているとあまり気にならない音でも、入院生活や安静を余儀なくされている患者にとってはとても敏感になってしまう音なのです。そしてそれらは、私達医療従事者が少し配慮すれば、軽減できる音が多いものなのです。
以前騒音について調査し、患者に騒音と感じる対象や、実際のその対象物の音の大きさをdB(デシベル=音の単位)で表したことがあります。すると、かなりの割合で看護師が関与している騒音が多かったことが分かりました。特に目立ったのが看護師や医療従事者のスタッフルームでの話し声や笑い声、回診車やオムツ台車を動かす音でした。それも夜間は特に気になるということです。患者が寝ている時間帯に看護師は夜勤の為勿論起きています。しかし、安楽な入院生活を提供する為に看護師は騒音の少ない環境作りを心掛けることが大切なのです。夜間の話し声なら、ボリュームを落とすことが出来ます。オムツ台車がうるさいのであれば、簡易の台車に必要物品のみを載せて巡室する等、工夫しようと思えば些細なところから始められるのです。
また患者間で生じる騒音についてですが、最初にも記述しましたが同室者と面会人の話し声やテレビの音、同室者のいびき等が挙げられましたが、患者同士ではどうしても注意し辛いのが現状です。このような状況で困っていると相談を受ける看護師も少なくないと思います。患者から相談を受けた、或いは巡室していて看護師が気付いた際には、看護師がそっと同室者に注意をすることが必要だと考えます。それも、なるべく不快な思いが強くならないようにです。これが難しいところではありますが、トラブルを避けられるよう注意を促すコミュニケーション力を身につけているかどうかがこのような事態の際に発揮されるわけです。患者にもいろいろな方がいる為、他のスタッフに相談してからというのも大事だと思います。
これらのことから、患者の抱える騒音と感じる対象物について、私達は今一度患者の目線で見直す必要があると考えます。そしてどうすれば最小限に騒音を軽減することが出来るのか検討し、実践していくことが、繰り返しになりますが患者の安全・安楽な入院生活に繋がっていくのです。

«
»